昔、学校でのプリントと言えば、ガリ版でしたよね。 この謄写版の原紙を削る「鉄筆」を、今回出品してみました。父が文房具店を営んでいましたので、まだまだ残っているものがあります。 今さら謄写版を使う人もいないだろう、と思いつつ・・・。 「謄写版」を、インターネットで探してみると、こんな解説がありました。 『謄写版(とうしゃばん)は、孔版印刷の1種である。ガリ版(がりばん)ともいう。 発明者はトーマス・エジソンで、1893年ごろに原型がつくられた。日本の堀井新治郎が改良。1894年に完成したものが、現代につながる最初の謄写版印刷機であるとされる。 ロウ紙と呼ばれる特殊な原紙に、鉄筆という鉄の筆で文字や絵をかく。この部分は紙がけずれて薄くなる。原紙の上にインクを塗り、下に紙をおいて押さえると、描いた部分の文字や絵の部分だけインクが通過し、印刷されるしくみである。 特に日本や中国で多く使われた理由は、これらの国では文字の数が数万種類あり、すべての種類の活字を活版印刷用にそろえるのが困難だったためである。20世紀末、1985年ごろを境に、他の簡易印刷機が出回るようになり、日本ではほとんど使われなくなった。』 更に調べてみると、まだ次のところで製造されている様で、ビックリしました! ・鉄筆:須坂製作所 ・ロウ紙(原紙):昭和紙工 |
|
出品額:1,000円 落札額:3,100円 (複数の人で競ったという事ですね) |
|
[落札者さんのコメント]
小学校くらいのときにプリントといえばガリ版だったなあと思い出したら、急に作ってみたくなりました。
ちょうどその頃、知人がボールペンと鉛筆のお店を開店しまして、そこのお店が懐かしい文具を扱っていたりすることもあり、記憶をたよりながら、お店の案内などを刷ってみようか、と準備しているところです。
うまくいくかどうかわかりませんが、あれこれ探したり調べたりしているのも楽しいものですから、今回、このような形でお世話になりました。
==========
銀座のかたでした。